2012.02.16 Thursday

今さら気がつく勉強の面白さ。『Visual Analogy ヴィジュアル・アナロジー』

  
 勉強をする面白さとは、頭の中で何かが一瞬で繋がることなのだと思う。あらためて。
 「アナロジーを「対称性」と読めば、中沢新一の「カイエ・ソヴァージュ」ともつながるし〜」とあとがきで高山宏が書いている。「そうか!」一瞬で何かが繋がった。中沢新一の『精霊の王』もそうなのだが、『カイエ・ソヴァージュ』のシリーズは面白かった。もちろんこの『ヴィジュアル・アナロジー』とは、対象としている世界が違う。日本太古の神(熊)を出発点とした論考と、西洋の古典的な神学や図像学を類比の基準としている論考なのだから。しかし、それぞれが扱っている語り継がれてきた物語の変遷のなかで、「対称性」とは「存在の類比」を内包していた概念なのだな、と気付かされた。
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